【なぜ?】窓を閉めても虫が入ってくる原因と今すぐできる7つの対策

窓を閉めているのに虫が入る…その理由を知ろう

「しっかり窓を閉めているのに、なぜか小さな虫が入ってくる…」
そんな経験、誰にでも一度はあるのではないでしょうか。実はそれ、窓や網戸に潜む“見えない隙間”や“劣化”が原因かもしれません。とくに夏場や湿気の多い時期は、虫の活動が活発になるため、わずかなすき間でも侵入されてしまいます。

ここでは、「窓を閉めていても虫が入る原因」と「有効な対策」を詳しく解説します。まずは原因を知り、ひとつひとつ改善していきましょう。

【主な原因】窓を閉めても虫が入ってくる6つのポイント

一見しっかり閉まっているようでも、実は虫の侵入口になっている場所はたくさんあります。以下の表で原因とその内容をまとめました。

原因 内容とリスク
網戸の劣化 穴あき・破れ・たるみなどで虫が侵入可能
網戸と窓の隙間 網戸と窓枠にすき間があるとそこから虫が入る
間違った窓の開け方 網戸と窓がズレて、すき間ができることがある
サッシの立て付け不良 歪みによってフレームにすき間ができやすい
外壁のクラック・隙間 窓以外からも侵入している可能性がある
エアコンのドレンホース 外とつながっており、虫が入るルートになりうる

網戸の劣化に要注意|虫の通り道になっているかも

網戸は日光や風雨にさらされて劣化しやすく、目に見えにくい小さな穴や破れができていることがあります。虫は直径1mm以下の穴でも侵入可能です。

よくある劣化の症状

  • 網がたるんでいる

  • 目に見えない穴が空いている

  • 網戸の網を固定するゴム(網押さえ)が硬化している

  • 網戸枠のモヘア(毛状のすき間埋め)が摩耗している

対策

  • 3〜5年に1度は網戸の張り替えを検討

  • 破れや穴がある場合は補修パッチや張り替えキットで対応

  • モヘアやゴムパッキンも交換可能。部品だけ購入もできる

補足: 小バエや蚊は網目1.2mm以下でも通れる場合があるため、目が細かい「防虫網戸(24メッシュ以上)」がおすすめです。

【原因2】網戸と窓枠の間にすき間ができている

網戸を閉めていても、網戸のサイズが合っていなかったり、スライドが甘かったりすると窓枠との間にすき間ができます。ここが意外と見落とされがちな侵入口です。

確認ポイント

  • 網戸がレールにしっかりはまっているか

  • 上部・下部にゆがみや浮きがないか

  • 左右の端が窓枠にしっかり当たっているか

対策

  • 隙間に「すき間テープ」を貼る(100均でも購入可)

  • 網戸の戸車を調整して、フレームを密着させる

  • 古い網戸はサイズが合っていない可能性があるので交換を検討

補足: 窓と網戸の設置状況によっては、DIYで修正が難しい場合もあるため、その場合は業者に相談を。

【原因3】間違った窓の開け方が隙間を作っている

窓を半開きにして網戸を使っているとき、「開け方」によっては網戸と窓が正しく重ならず、隙間ができてしまうことがあります。

よくあるミス

  • 網戸を右側にして、左の窓を開ける(逆に開けるべき)

  • 網戸が中央にあるタイプで、窓を左右対称に開けていない

  • 二重窓で内窓と外窓をずらしている

正しい使い方

  • 引き違い窓は、網戸側の窓を開けるようにする

  • 開ける幅は必要最小限にする(10〜15cmほど)

補足: 正しく使っているつもりでも、毎日無意識に「逆に開けている」ケースが多いので、一度確認してみましょう。

【原因4】アルミサッシの立て付け不良によるすき間

長年使っているサッシは、枠の歪みやネジの緩みで“ピタッと閉まらなくなる”ことがあります。サッシにわずかな傾きやゆがみがあると、そこから虫が入り込む可能性があります。

確認方法

  • 閉めたときに「カチッ」と音がしない

  • 上下左右の隙間に光が漏れている

  • 風が入り込んでくる感覚がある

対策

  • すき間テープで補修(室内側から貼ると見た目も◎)

  • DIYで調整が難しい場合は建具業者に相談を

  • 建付けが悪いままにすると防音性・断熱性も低下するので注意

【原因5】外壁や壁際の小さな穴からの侵入

窓から入っていると思っていた虫が、実は外壁や天井・壁の小さな隙間から入っているケースもあります。特に戸建て住宅では、外壁のヒビや配管周辺のすき間が虫の侵入ルートになっていることがあります。

よくある箇所

  • 窓サッシの外側と外壁の接合部

  • エアコン配管まわり

  • ベランダ下や床下換気口

対策

  • ひび割れや穴には屋外用コーキング材を使用

  • 配管周辺には「パテ」や「配管パッキン」で密閉

  • 年に1回は外壁の状態チェックを

【原因6】エアコンのドレンホースが虫の侵入口に

エアコンから排水を出すドレンホースは、外気と室内をつなぐ管です。この中を通って小さな虫(特にアリやゴキブリの幼虫など)が侵入することがあります。

対策

  • ドレンホースの先に「防虫キャップ」を取り付ける

  • 100円ショップやホームセンターで購入可

  • 排水が逆流しないよう、水はけもチェック

補足: 防虫キャップは、虫の侵入を防ぎつつ、排水はスムーズに流れる設計になっています。

【その他の対策】虫を寄せ付けないためにできること

窓や網戸からの侵入対策とあわせて、虫を“寄せ付けない”環境づくりも重要です。以下の対策を併用すると、効果がより高まります。

対策 説明
網戸用虫よけスプレー 網に吹きかけるだけで防虫効果が数週間持続。蚊・ユスリカ対策に有効
窓ガラスフィルム 紫外線・可視光線カットで、虫の“光誘引”を防止
LED照明に変更 虫が反応しにくい波長のため、夜間の侵入を減らせる
網戸や窓の掃除 汚れに虫が集まるので、清掃はこまめに行う

補足: 虫の多くは「汚れ」「匂い」「光」に反応してやってくるため、環境整備が非常に重要です。

まとめ|窓を閉めても虫が入る原因を突き止めて、正しく対処しよう

「ちゃんと閉めているのに虫が出る…」という現象には、必ず理由があります。
網戸やサッシの見落としがちなすき間や劣化部分を見直すことで、虫の侵入を大きく減らすことができます。

特にチェックしておきたいポイントは以下のとおりです:

  • 網戸の破れ・劣化を放置しない

  • 窓の開け方を正しく使う

  • サッシや窓枠のすき間をチェック

  • 外壁やドレンホースなど窓以外のルートも見直す

  • 虫よけグッズやLED照明の導入も有効

窓や網戸のわずかな改善でも、効果は大きく出ます。虫に悩まされない快適な住まいのために、今日からできる対策を始めてみてください。

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