霜鳥裕達
私はこの会社に23歳で入社しました。
千葉営業所への勤務となり、営業所長のもとで仕事をしていくことになりました。
今考えると、千葉営業所の勤務で学ばせていただけたことが私にとって、非常に良かったのではないかと思います。
当時、私は現場の管理、引き渡しを行っていましたが、仕事に大きな波があり繁忙期を乗り切るための職人手配にいつも悩んでいました。
その悩みから、自分も職人として現場に出られるようになることが必要だと考え、管理を行うと共に技術を学んでいきました。後に職人見習いを経て、親方として現場に立つことで技術への想いが深まっていくことになります。
自身の技術を見られる立場になること、そして知らない地域ではじめてのお客様も多いという状況から、霜鳥の名前を傷つけてはいけないと強く認識させられました。職人は現場で起こりうることを事前に想定しアドバイスができること、また技術を高めてこそ信頼され必要とされていくのだと学ぶことができた千葉営業所時代でした。
職人として、お客様のご要望やお困りごとに取り組むようになると、フローリングに付随した工事でも自身の技術力では解決できないことがありました。
そのことから、様々な技術を学ぶようになりました。技術を覚えていくほどに自信を持つようになって行くのですが、同時に自惚れも持つようになりました。事実、知らない技術に対しても簡単に覚えられるという態度で臨んでいたからです。
しかし、それを本気で怒ってくれる社長さんなどに出会い変わって行くことができました。
また、技術に飛び込んでいくことで、多くの恩師と出会わせていただきました。
”技術に心が表れること” ”自身の満足ではないこと” ”失敗することに恐れてはいけないこと” ”技術を一つの方向からしか見ていてはいけないこと” など多くを学ばせていただいた職人時代でした。
営業についても様々な形を見せていただける機会に恵まれたことに感謝しています。
仕掛けの仕方、提案の手法、営業戦略など非常に勉強になりました。
まだまだ、成長できていませんが、自分の強みは行動力だと思っています。
その強みを活かし協力会社さま始め、私たち株式会社霜鳥を大切に考えてくれているお客様や、技術を提供していただいた方へ恩返しができるよう頑張っていきます。
職人になることを希望される方は、技術をがんばって磨いてください
技術を磨く意味は自分自身のためでもあります。
マイペースで仕事をするといつの間にか、それが身に付き自然と施工能力が決まってきてしまいます。
常に技術を磨くことを意識し工夫・改善をおこなうことで技術に高まりを見せていきます。
技術を高める意識を欠かさなかった職人さんと、そうではない職人さんとでは施工能力に雲泥の差が生まれます。
常に技術を磨く意識を欠かさなかった職人さんでは1日で100㎡以上もの住宅フローリングをこなします。
仕上がりについては、十分にきれいで、お客様に満足いただいくことができるレベルです。
マイペースで施工を行うことが当たり前な、職人さんは20~30㎡しかこなせません。ひどい場合は15・6㎡のときもあります。
技術を磨くことを常に意識し身に着けることができれば、技術に反映されていきます。
職人として高く評価され、指名を受けることも多くなっていくのです。
自身に負けないで頑張り続けてください、誇れる職人を目指して!!最終的には自身のためなのです。